2011年12月に愛媛県新居浜市の銀行員の男性(30)が自殺したのは、長時間労働と上司のパワーハラスメントやいじめが原因として、男性の遺族2人が、愛媛銀行(松山市)に対し、慰謝料など計約1億7300万円の損害賠償を求めて松山地裁に提訴しました。
訴状によると、男性は09年から同銀行新居浜支店に勤務し、10年には同期中トップで主任に昇格し、企業渉外を担当。遅くとも午前7時40分には出勤し、午後の10時や11時以降の退社が常態化。土日もいずれかは午前10時から午後5時半まで出勤し、11年12月はほとんど休日はなかったとのこと。
10年8月に同支店に赴任した上司は、男性を席に呼び出し、長時間にわたる指導を何度もし、男性に「ごみ」「クズ」「辞表を出せ」と言ったり、一日に何度も呼び出したりしているのを同僚が目撃。自殺前日の夜にも男性が作成した書類について執拗(しつよう)に質問をしていたとしています。
(愛媛新聞より)
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2013.02.12