*人生はワンチャンス*吉田茂編
第二次世界大戦で日本が敗戦した年の冬、日本政府は「450万トンの食糧がなければ餓死者が出る」と
、GHQ総司令官マッカーサーに伝えました。これを受けて緊急にアメリカから食料が輸入されましたが、
その量はわずか70万トンでした。
しかし、不思議なことに日本には餓死者がでなかったのです。
政府の偽りの発表に対してマッカーサーは、当時の首相・吉田茂を問い詰めました。
彼は軽やかに「これは当然の結果だ。日本人に統計ができていたらあんなバカげた戦争はしないし、
統計どおりであれば日本は勝っていたよ。」
その言葉にマッカーサーは豪快に笑い、それ以降はお互いに何でも話し合える関係になったと言われ
ています。
ユーモアや愛嬌が、時として困難な状況を打破することもあります。
自分より強いものを倒す柔らかい武器です。
しかし、なかなか適切なユーモアが瞬時に言えるものではありません。
最も良い説得方法の一つには、相手に気に入られる事ですが、そのセンスが果たして自分に
あるのか?(・・・・)微妙です。
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2013.12.16