*リスクヘッジをしながらチャンスを取りにいく*
「失敗したときに、自分に評価が下がるのが怖い」という人がいます。
でも「大丈夫、失敗なんて全然怖くない」・・・
他人は成功したことについてはいつまでも覚えてくれてます。
しかし、失敗したことについては、そもそも初めから覚えていないか、
覚えていたとしてもいずれ時間が経てば忘れてくれるものです。
そのメカニズムは単純明快です。
ヒット商品やヒット作品など成功したものは多くの人の話題に上りま
す。また、多くの人が購入したり、読んだり観たりします。
記憶に残ります。
しかし失敗作は、そもそも陽の目を見ないわけですから多くの人が
知らないままに終わってしまいます。
わかりやすい例は映画です。ヒッチコックの「裏窓」とか黒澤明の
「七人の侍」といった名作は、半世紀たった今でも語り継がれてい
ますが、当時作られた大量の失敗作や駄作については、今はもう
誰も覚えていません。
・・・ですから、安心して失敗作を量産してもいいのです。
10回打席に入って3回でもヒットを打つことができれば、「あの人は
ものすごいヒットメーカーだ」という印象を与えることができます。
ヒットを打つ能力は、打席に立つことによって鍛えられます。
そして、打席に立てば、必ず凡打することがあります。
ですから凡打を怖れてはいけません。
凡打なくしてヒツトはないのです。
自分に対する評価は、短期間で作れるものではありません。
己を鍛錬して、いくつもの試練を乗り越えてから与えられるものでしょう。
周囲を気にせず、前に進みたいものですね。
勉強会<マナー講座より> 担当FF
2013.07.11