*やっぱり「誠実な人」がうまくいく*著者 植西 聰
「私は人前で話すと赤くなる」
「文章が下手だ」
「字が下手だ」
このように、私たちには大なり小なりコンプレックスというものがあります。
そこで、もし、コンプレックスが気になるようであれば、思い切ってそれをさらけ出し、正直に公言
してしまう方が楽になると思います。
ある男性は、得意先を招待する旅行の宴会のとき、カラオケ大会の司会をしたことがありました。
社員一人一人が歌っていくなかで、得意先の部長が
「司会をやっている君も歌いなさい」と言ってきました。
すると、男性は
「私はものすごく音痴なので、代わりに”腹踊り”をします」
と言って踊りだしました。
これには、みんな大爆笑。しかし、そのおかげで宴会の席はグンと盛り上がりました。
それだけではありません。
「あの男は面白い奴だ。今度、わが社の担当になってもらおう」ということで、引き合いが増え、営業
成績もどんどん伸びるようになったのです。
コンプレックスをさらけ出すと、心が楽になります。
良い意味で開き直りの気持ちが持てます。
そのため、自分を際立たせる必要もないし、恰好をつける必要もないので、ありのままの状態で他人に
接していけるようになります。
ありのままの状態に人は誠実さを感じるものなのです。
自分に当てはめて考えてみますが、特に何かに秀でているわけでもなく、建て前を本音と真逆くに言っ
てみたところで、その本音を常に隠し続けることは自分にとって不可能。
最初から万人に好かれようとは、まず考えていません。
ありのままの自分を表現し、言わずとも、すべきことをなす。その継続とそうするためにいかにすべき
を考える。・・・その繰り返しが第一のように思いますがどうでしょう・・・。
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2016.10.19