*やっぱり「誠実な人」がうまくいく* 著者 植松 聰
テレビの時代劇といえば、たいていの人は『水戸黄門』や『遠山の金さん』を思い浮かべると思いま
す。
実際、この二つの番組は昔からとても人気があり、今でも再放送されることがしばしばあります。
では、どうして人気があるのでしょうか?
それは勧善懲悪のストーリーもさることながら、主人公が普段は身分を隠し、庶民とふれあう生活を
送っていることが多分に関係していると思います。
誰とでも気軽におしゃべりをし、他のみんなと同じものを食べます。
その代わり、ここぞというときは、本当の身分を明かし悪人をこらしめます。
要するに、庶民生活を大切にする腰の低さにひかれるわけなのです。
この庶民感覚を大切にする姿勢はフィクションの世界に限ったことではありません。
世の中を見渡すと
「私は○○という超一流ホテルに泊まりました」
「私は○○万円もする高級料理を食べました」
といったようなことを自慢する人が少なくありません。
しかし、真の成功者は違います。
そういった自慢話はいっさい慎み、いついかなるときも庶民感覚を大切にし、彼らと同じような生活
をしています。
相手が誰であろうと気軽におしゃべりをし、誰もが食べるものを自らも食べ、そして、
それが当たり前であると考えています。
そういう姿勢を貫くことも、腰の低い人、ひいては誠実な人という評価につながっていくのです。
他人のことは、よく気が付き「あんな自慢話ばかりしている人はどうもね。」
と感じるのに・・・自分の行いは客観的に判断できない場合がよく見られます。
また、自らが誠実でなければ、周りに誠実であることを求めても、良い反応を得られないでしょう。
自らが変わらなければ、周りを変えることはできないように思います!
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2016.06.20