*やっぱり「誠実な人」がうまくいく* 著者 植西 聰
2014年、ビートルズのポール・マッカートニーが講演のため来日しました。
ところが、日本に到着するやいなや体調を崩し、予定していたすべての公演をキャンセルせざるをえなくな
りました。
このとき、ポールは、「来年か再来年、必ず日本に戻ってくる」
とメッセージを残して帰国しました。
しかし、ポールを招聘した日本のプロモーターは「もう、歳だし、体力的にもしんどいから、再来日して公演を行う
のは難しいだろう」
と考え、当てにはしていませんでした。
でも、実際はどうでしょう。翌年の2015年、ポールは約束通りに来日して東京と大阪で公演を行いました。
これにはファンもポロモーターも大感激したのは言うまでもありません。
ポールは、「来年か再来年、必ず日本に戻ってくる」と、自分が口にした言葉に責任を持っていたのです。
世の中には、ポール・マッカートニーのような有言実行タイプの人ではなく、有言不実行タイプの人もいます。
身近なところで言うと「今日中に電話するから」と言いながら、何日経ってもいっこうに連絡をよこさない
人がいます。
しかし、それが何回も続くと
「あの人は口先だけで信用できない」ということで、人はどんどん離れていってしまいます。
したがって、他人に誠実な印象を抱いてもらうためには、自分が口にしたことをキチンと守る
「有言実行」を心がけることが大切です。
簡単なことですが、口に出した言葉に誠実に責任を持つこと、実行することを周りは常に見ているのですね。
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2017.03.10