最近余裕がないので、き真面目モードをやります。(?)
アベノミクス効果で例年以上の賃上げが期待されている今年の春闘ですが、日本経団連の昇給調査の
第1回集計が発表されました。
この調査は、原則として東証一部上場、従業員500人以上、主要21業種大手240社を対象に行われたもの。
今回の最終集計では回答が出ている企業のうち、平均金額が明らかになっている35社の集計結果となって
いますが、これによれば今春の大手企業の昇給平均は総平均で6,203円(アップ率1.91%)という結果になり
ました。昨年の実績は6,240円(1.94%)でしたので、37円の微減となっています。今春は一部企業のベア実施
などが話題になっていますが、現実には大きなトレンドにまでは至っていないようです。
さて、一番身近な地域の給与統計資料として、「雇用保険資格取得届」のデータが活用されているのは
ご存知ですか? そうです、「10. 賃金」 というカラムです。 そして「9」のカラムでは新規学卒があります
から、この組み合わせで新卒者の初任給が計れるというわけです。 資格取得届から得た統計は、ハロー
ワークのパンフレット置き場等に紙面になって公開されています。私も何度か持って帰ったことがあります
が、経営者ともなれば「同業の給与相場」を知りたくなることもあるかと思いますので足を運ばれてはどう
でしょう。 (絶対行かないよね)
そして、 消費者物価指数の2%上昇を目指すアベノミクス。 個人的にはちょっと無理じゃないかなって
思ってます。 ここ最近の日本の物価指数知ってますか? ずっとマイナスですよ。 ここを2年で2%って
本気でやられると実際かなりキツイ。
日銀の前白川総裁は、「相当思い切った努力が必要」とコメントしたの聞きました? けっこうメディアでも
このセリフがピックアップされていましたが、「努力」とはつまり企業ががんばって給料を上げないと2%上昇
は難しいと言っているも同じ。 給料変わらないのに物価だけが上がって今と同じ量の買い物できますか?
期待しつつと言っても、実際は相当難しいと思いますね。
本日(昨日)の書き込み担当は:nn でした。
2013.04.12