*人生はワンチャンス!*福沢諭吉編
『学問のススメ』で知られる福沢諭吉が、地方公演を終えた帰り道での話です。
上野駅に着いた時、お腹も減って疲れていたので、皆で人力車に乗って帰ろうという話に
なりました。しかし、彼は「もう用事も済んだのだから急ぐ必要もないでしょう。」と歩いて行っ
てしまいました。
周囲はシブシブ従いました。↓
新橋あたりまで歩いた時、彼は「ここらで腹を満たそう」と皆を鮨屋に案内します。
そして、食事が終わったあとに・・・
「諸君、これは皆で乗るはずだった車代だ」と言って鮨代を払ったのです。
一同は、そのお金の使い方に感心しました。
目先の欲望にとらわれず、数時間後・・・あるいは1年後、10年後の自分を考えなが
ら行動してみましょう。
何が本当に自分の利益であるのかを知ることは、容易ではありません。
自分をアピールする為に行う行為は、その場限りで継続性がない為相手に分かってしまいま
す。
大事なのは、今のちょっとした事で目立つより、地味でも努力し、顧客が求める頼りとされる
自分となる事。
私は、こんなにこんなに頑張っている・・とアピールしなくとも、職業人として成長している社員
には、トップは黙っていても認めているものです。
とは言うものの、自分は30~40代は余裕がなかったから、目先の欲望どころかとにかくガム
シャラに毎日を送っていました。
それも何だか情けない限りですが・・・。
勉強会<マナー講座資料より>担当FH
2013.08.13