*やっぱり「誠実な人」がうまくいく*著者 植西 聰
謙虚で腰が低いん人間になるためには、「自分の存在は小さなもの」と考え、自分の「分」を知ることが
大切です。
たとえば、虫歯になって痛くなったときのことを考えてみましょう。
その人がどんなにやり手で仕事ができる人であっても、自分の力で虫歯を治すことはできません。
虫歯を治してくれるのは、歯医者です。
フランス料理を食べたくなった時も同じです。
自分で本格的なフランス料理を作ることはできません。
シェフが作ってくれるおかげで、美味しいフランス料理を食べることができます。
海外旅行に行きたくなったときも同じです。
いくら時間とお金があっても、自分一人の力では海外旅行に行くことはできません。
パイロットが旅客機を操縦してくれるおかげで、海外旅行に行くことができます。
これは、普段の仕事も同じです。
もし、自分がプロジェクトのリーダーとして活躍できるとしたら、それは自分を支えてくれる
メンバーのおかげです。
このように、身近にいる人の存在に意識を向ければ、自分の「分」を知ることができます。
誰に対しても敬意が払え、尊重できるようになります。
この人たちがいるおかげで、生きていられるということが実感できるようになります。
そうなれば、自ずと感謝の気持ちが芽生え、腰が低くなります。
好運の女神はそういう人に微笑んでくれるものなのです。
私たちは、ともすると一人で今の自分に成長してきた気になってしまいます。
少し自分でできるようになってくると、自分の意にそわないとついプンプンしがちです。
指導してくれた先輩、処理した書類をチエックしてくれる周りの人たち、危なげな自分を
ガタガタ言わずに見守る上司・・・逆の場合もしかり、バタつく上司を遠目にマイペース
で邁進する部下。・・・私たちは一人では成し得ないことばかりですね。
互いに補い合うそんな仲間であることが理想ですが、これが、スムーズにいきません!!
自分の「分」を知ることで解消できるのでしょうか・・・・?
マナー講座<勉強会資料より> 担当 FH
2016.07.04