今年も、残すところ3日となりました。
年内最後のブログとなりますので、今回は来年の抱負を書かせて頂きます。

私の尊敬する大先輩の言葉をお借りして・・・

ホントの「強さ」は、極限まで弱いという事である。
それは「刀」の「鋼」と同じで、究極の硬さに究極のしなやかさ 矛盾の追究が「刀」であり、人間もそれとよく似ているのではないか。
水や空気に攻撃しても傷つける事はほとんど不可能なのだから、それは最強と言える。
刀は刀身全てに「刃」がついていて「斬る」道具だけれども、西洋の騎士が使っていたのは、先にしか刃のついていない「叩いて突く」道具であった。
それは「鍛造」という技術があまり発展してなかったからと言われているが、生死のかかった戦いの中にも日本人は刀そのものに魂を込めて伝承していく文化があって、ただ使い捨ての道具ではない事を物語っている。
だから侍は盾を持たず、剣術の中に、かわす技術を盛り込んで磨いていったのである。
人間の究極にあるべき姿を「刀」に見たのだ。今は鍛えて鍛えて鍛える時期である。それは必要で大切な時間であり、自然体で受けていなす、これは素晴らしい術なのである。

来年は「刀」の様に向き合う心を少しでも磨けるよう努力していきたいと思います。
まだ少し早いですが、皆様良いお年を。

Y.M