スタッフBLOG

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今年の4月に、雇用関係の助成金に大幅な変更が行われました。
なかでも扱う件数の多い、キャリアアップ助成金の人材育成コースにおける、
有期実習型訓練における変更点について簡単に説明させていただきます。

 

①計画段階で提出する書類として以下の書類が増えました。
・対象労働者のジョブ・カード
・訓練計画予定表
・OFF-JT講師のジョブ・カード
・訓練に関する確認書

 

②実施状況報告書の記入が煩雑になりました。
・これまではOFF-JT実施状況報告書とOJT実施状況報告書に分かれ、
OJT実施状況報告書のみ日報を作成していましたが、今後は共通の用紙に『全て手書き』で記入します。
パソコンで記入していたことも多かったのですが、今後は手書きのみ、
また内容も事細かに書かない場合、簡単に除外されてしまうそうです。

 

③訓練の実施期間中に『予告なく』事業所、訓練実施機関へ『実地調査』が行われる場合があります。
訓練受講生への聞き取り調査も行われることがあります。

・架空の訓練を防ぐためなので致し方ないとは思いますが、注意が必要です。

 

④訓練終了後正社員化することを前提とする必要があります。

・2ヶ月以内に正社員に転換するための具体的な基準を定める必要があります。

 

全体的に見て、非常に煩雑で厳しくなりました。

実際に労働局で話を聞いていても、今後は不支給になることも多くなるという言葉をよく耳にします。

これまで通りの形では進めることができないという印象で、事業主様への事前説明の必要性が大事になると思います。

 

 

担当:TK

2016.05.02