退職とは、使用者と従業員との雇用契約が解消され、
労働契約関係が終了することをいいます。
退職自由には
使用者からの一方的な労働契約の解約である「解雇」
従業員本人からの一方的かつ自発的な申し出による「任意退職」
会社からの働き掛け等に基づき従業員本人が労働契約の解約に合意して退職する「合意退職」
以外にも、定年や契約期間満了といった就業規則や労働契約の定めによって
労働契約が終了して退職となるケースもあります。
尚、合意退職とは会社側からの退職勧奨、いわゆる”肩たたき”や
会社が制度として設けた早期退職優遇制度に応募して辞める場合等が該当します。
また、従業員が「退職願」を提出して、使用者の承認(承諾)を受けて退職する
「依願退職」も合意退職です。
合意退職は使用者と従業員の合意を要件とする双方行為である点が
解雇(使用者の単独行為)、任意退職(従業員の単独行為)と大きく異なります。
そのため、合意の効力について、後々争いになることが多いのでご注意下さい。
担当:m.s
2013.10.21