先日の日経新聞の第一面にこんな見出しで掲載された記事がありました。
厚生労働省は、長時間労働の是正を図ること(労働者の生産性の向上)を
目的として、2016年春の施行を目指し、
企業に対して社員の有給休暇消化を義務付ける検討に入りました。
現行の制度では、社員から有休取得を申し出る流れになっていますが、
新しい制度では、企業側から社員に有休取得希望日を聞いた上で、
企業側が義務として社員を休ませるという流れになるようです。
過剰な規制で企業の負担を増やさないように、
法的義務を課すのは有休20日分の一部にとどめるとはなっているものの、
未消化の社員が多い企業には罰則規定を設けるともなっています。
今後のスケジュールですが、厚生労働省の労働政策審議会で議論され、
来年1月の通常国会で提出される労働基準法改正案に盛り込まれ、
2016年春の施行となる見込みです。
担当 hyu
2014.10.07