*人生はニャンとかなる!*カール・マルクス編
マルクスがロンドンで『資本論』の1巻を書いているとき、友人であり共同
経営者のエンゲルスはマンチェスターにいました。
その理由は、子供がたくさんいるマルクスの生活費を助けるために、出稼ぎ
に行っていたのです。
マルクスが資本論1巻を書き終えたとき、エンゲルスはマルクスにこんな手
紙を送っています。
「あなたの活力が不足しないよう、とりあえず2ポンド紙幣を7枚だけ同封しま
す。合計35ポンドになるよう、追加で送金するつもりです。」
マルクスも負い目を感じるのではなく、エンゲルスに報いるためにも仕事に
全力を尽くしました。
不運にもマルクスは『資本論』を書いている途中になくなってしまいますが、
エンゲルスはマルクスの意思を継ぎ、遺稿を元に2巻3巻を完成させました。
自分ができることにベストを尽くし、できない事は人の力を借りましょ
う。そうすることが、最終的には多くの人のためになるのです。
人間は、優れた仕事をするためには、自分ひとりでやるよりも、他人の
助けを借りるほうが良いものだと悟ったとき、偉大なる成長を遂げる。
<自分の頭はもちろんのこと、拝借し得る限り他人の頭も総動員
する>
確かに多くの才能や異なる才能をもつ人達の手を借り、目的を達成
するのは恥ずかしいことではありません。
大事な事はひとつの目的のために、やり遂げる意思を共有しより優
れた仕事を成し遂げる・・・
さて自分はベストを尽くしているのかな?
マナー講座<勉強会資料より> 担当FH
2014.09.12